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ゴムの厚さ(厚み)を考える

文:川南 正


ウェットスーツには5mm/3mmとか、3mm/2mmというゴムの厚さの表示があるが、5mm/3mm の5mmの数字はボディ部の厚みで、3mmの数字は袖(そで)の厚みを意味している。だから3mmだけの表示のウェットスーツは、ボディ部も袖も3mmのゴム厚ということなんだ。袖の部分を3mm厚のゴムを使っているのは、パドリングがしやすいようにするためだ。ほかのメーカーでは、ラグラン袖の肩の部分まで3mm厚のゴムを使っているところがあるけど、パドリングがしやすいからといっても肩まで3mm厚のゴムを使うと、体が冷える。男性と女性では冷えの感覚の違いがあって、男は肩が冷えると冷たいと感じて、女性は腰が冷えると冷たいと感じるんだ。だからおれの経験上から言うと、まず肩は冷えないようにするために5mm厚のゴムを使っている。でもゴム厚を厚くすることによって肩を冷やさないようにすると、パドリング時に動きづらくなるのは事実だ。だから、ゼロでは、袖を上下に動きやすくするために、袖下の部分は特別に柔らかい3mm厚のゴムを使っている。ゼロのウェットスーツではセットインという袖ぐりになっている。

 ではフルスーツ、たとえば、AIR DOME(エアドーム)はゴムの厚みが5mm/3mmと3mmの2種類あるが、ゴムの厚みを選ぶ基準は、まずどこに住んでいるのかというの基本だ。言い換えれば、それは海が寒いか寒くないかということ。それから、そこの地域において、どの時期に何時間ぐらい海に入るのかという項目もゴムの厚さを選ぶ基準になる。常識的には2時間前後と考えるのが普通だけど、みんながいなくなったときに、たとえば雪が降ってきてもひとりでやりたいのであれば、5mm/3mmがお薦めだけど、そうではなくて、冬でも天気のいい時間帯に波乗りをしたいというなら、3mmでも充分なんだ。たとえば、2月、3月の冬の湘南でも2時間ぐらい入るなら、動きやすさもある3mm厚のフルスーツで充分なんだ。2時間以上入るつもりならば、たしかに5mm/3mmが必要かもしれない。


ゼロ・ウェットスーツが自信をもってお薦めするスーパーシリーズ、AIR DOME(エアドーム)フルスーツ。3mm厚のAIR DOME(エアドーム)、Extend生地を使用。価格は90,000円。


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