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サーフィンと化学製品#2

ホビー・アルター その1

ホビー・アルター(Hobart “Hobie” Laidlaw Alter)は1933年、ハロウインの日(10月31日)にカリフォルニア州オンタリオで生まれた。サーフィンをはじめたのは、彼が16歳のときで、家族が持つ別荘の近くのラグナビーチでスタートしたという。『ザ・サーファーズ・ジャーナル』のリチャード・ケンビンの記事「ゼネラル・ベニア」によると、ホビー・アルターはウォルター・ホフマンとブルックス・ストリートの海の中で出会ったと書いている。ウォルター・ホフマンは初期のハワイのビッグウェイブ・アタッカーのひとりであり、ホフマン・ファブリックの社長、兄にフィリッピー・ホフマン、義理の息子にハービー・フレッチャー、孫にクリスチャン・フレッチャーをもつ華麗なるサーフィン一族のひとりである。

 記事によると、アルターが時代遅れのパドルボードでテイクオフに苦労する様子を見て、ホフマンは自分のシモンズのサンドイッチボードを貸したという。そして、アルターはすぐにいくつかの波をキャッチし、いとも簡単に波に乗れることにホフマンは驚き、彼のためにボードを1本作るか、もしくは作る方法を彼に教えてあげようと提案した。アルターは、自分で作ってみたいと答えると、ホフマンはサーフボードの材料を購入するための会社を教えた。それはLAのタルコ・グラスファイバー社とバルサ材を売っているサウスゲートのゼネラル・ベニア製造所だった。

 シモンズのサンドイッチボードについて少し記しておこう。1949年、マット・キブリンとボブ・シモンズによって合板(ベニア)のデッキにバルサのレールとスタイロフォームの芯による「サンドイッチ」ボードが開発され、100本ほどが作られたが、耐久性と操作性の悪さが明らかとなり製造は中止されたが、ポリウレタンのフォームボードに行き着くひとつの実験過程としてみることができるだろう。写真のサンドイッチボードはカリフォルニアサーフミュージアム所蔵。長さ10フィート、幅は24インチ。デッキとボトムは1/4インチ(約6mm)のアッシュ合板、レール部分に4x4インチのバルサ材、芯に発泡スチロールのブロック(イラスト参考)。1950年製造。

写真:Source: URL California Surf Museum

参考文献:『Hobie: Master of Water, Wind and Waves』 by Paul Holms、『The Surfer’s Journal』、EOS(Encyclopedia Of Surfing)、California Surf Museum


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