top of page
検索
zerowetsuits

サーフィンと化学製品#9

デイブ・スウィート その3

スウィートはウレタンフォームで作られたサーフボードを自分だけの秘密にしておきたかったのではないかという推論もある。インナーコアの素材(ウレタンフォーム)がわからないようにするために濃い色をつけたグラッシングで見えないように隠していたというのだ。こんなメモが残っている。「時は1956年5月5日、スウィートは大理石模様の“ミステリーボード”を持って現れた。そのサーフボードはいままでのサーフボードよりかなり軽くて、取り回しのしやすいものだった。見ているみんなが、スウィートのその“ミステリーボード”でのパフォマンスに驚かされた。 同業者であるボードビルダーたちは、そのサーフボードに関して聞きたいことが山ほどあった。しかしスウィートは、サーフし終えると、海から上がり、すぐに彼らの前から姿を消してしまった」

 また、次のような見解もある。デイブ・スウィートはひじょうに尊敬されていたボードメーカーだったが、少なくとも売上げの面では1位にはなれなかった。実際、スウィートとアルターの力の差は十分に大きく、「わたしの最盛期には、おそらく年間800~900本のボードを売っていただろう」と、スウィートはのちに回想しているが、ホビー・サーフボードではそれを1ヶ月で売っていたのである。




写真:Source: URL History of Dave Sweet

参考文献: 『Surfer』誌、『Los Angeles Times』紙、EOS(Encyclopedia Of Surfing)、History of Dave Sweet

閲覧数:33回0件のコメント

Comments


bottom of page