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フラットスキンの話

文:川南 正


いま、ウェットスーツ業界で人気のフラットスキンのゴムだけど、世間の都合で増えたりなくなったりする。仮に、20センチの厚さに焼いたネオプレンゴムというのは、1ミリの厚さのゴムだったら、200枚取れるけど、このフラットスキンは、両端のミミの部分だから、2枚しか取れない。200枚のうちの2枚。どこのメーカーも、コスト削減なのか?利益追求から、1回に焼く厚みを徐々に厚くしている。厚くするっていうことは、枚数はたくさん取れるかもしれないけど、ミミが取れなくなってきている。フラットスキンがたくさんできないということなんだ。この外側の皮(フラットスキン)は今も需要があるが、メーカーとしてはコストを考えると高い値段で売れる厚いゴムは儲かるからいいけど、薄い1mmスキンは単価が安いからやりたくないんだ。そうすると、コブラシリーズの1ミリの袖の部分を作ってくれなくなるよね。薄いのは単価が安いから、ヤダって。メーカーから「厚いのは作るけど、薄いのは作れない」って断られてしまった。あと、問題はその薄いゴムを漉いてくれる、スライスしてくれる漉き屋さんが、「柔らかすぎてきれいにできないから嫌だ、クレームになっちゃうからイヤだ」って言っているらしい。だから、今、フラットスキンの薄いゴムは貴重品なんだ。ちかい将来、コブラシリーズは生産中止に追い込まれるかもしれないね。



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