ジェリーさんは奄美大島でも伝説を作った。
- zerowetsuits
- 9月26日
- 読了時間: 3分

語り:CHAR
あれは確か2022年だったかな、2〜3年前ですね。ジェリーさんは、パタゴニアでの映画『ジェリー・ロペスの陰と陽』のプロモーションが、東京、大阪、それから福岡に行ったのかな、その辺はよくわからないのですけど、ジェリーさんが奄美に来たんですよ。その映画を観た後に話をするんですね。まさかのタイミングで、ジェリーさんは台風を引き連れて、奄美まで来てくれたんです。彼が着いた日にはまだ波は上がっていなかった。島の北側にある飛行場に着いて、パタゴニアの人もいっぱいいて、ご飯を一緒に食べて、南部のホテルへ移動したんです。1時間半ほどドライブしながら南に降りていって、台風が来ることはみんなわかっていて、波が徐々に上がり始めていたんです。その泊まるホテルの真前がちょうどポイントなんです。それを狙って、パタゴニア側も宿をとっていたんだと思います。ちょっとおしゃれで、かっこいいし、絵になるんです。やっぱり着いたら、まだ潮は引いていたんですけど、波の上がり始めで、まだゴリゴリだったんですけど、ジェリーさん、ポイントを指刺して「できるんじゃないか」って言い出して、「じゃあ、入ろう!」って、みんなで入り始めたんですよ。引いていたんですけど、徐々に上げ始めてきて、ちょうど夕方、もう日も暮れてきて、2、3本乗ったら。上がりだねっていう頃、セットが入ってきて一番奥からジェリーさんは長めの板でいい波をテイクオフして、ボトムターンして、僕の眼の前でカットバックして、インサイドでチューブに入ったらしいんです。僕は、インサイドのチューブは見れなくて、「残念!」って思っていたんだけど、この写真はその途中で水中で撮った写真なんです。その様子は佐藤秀明さんが陸から撮ってました。写真は『コヨーテ』に使われてました。この仕事の依頼は、パタゴニアさんが僕に声をかけてくれて、「自由に撮っていいよ」っていう感じで仕事をくれました。水中は海の中に誰もいなかったので、僕が入って撮らしてもらったという感じでした。その日一番のセットの一本だけ乗って、インサイドでチューブに入って、それで上がって行ったという感じでしたね。その後、にっこにっこになってポイントに戻ってきたんです。色々話を聞いていたら、半年ぶりにサーフィンしたって言ってました。オレゴンでは、全然サーフィンしていなかったって言ってました。いい波に乗ったので、ジェリーさんはニコニコで、「ここはハワイみたいだ!」って。とにかく、ジェリーさんは台風と共に現れて、びっくりしました。ジェリーさんは、2泊か3泊する予定だったようで下けど、結局、その日の夜泊まって、次の朝も同じホテルだったので、朝は潮が上げていて昨日ほど掘れた波ではなかったのですけど、同じようなファンサイズがあってジェリーさんも入ってました。午前中、楽しく乗って終わりでした。その日の夜もジェリーさんは泊まる予定だったのですが、カリフォルニアへ帰れなくなってしまう恐れがあったので、その日のうちに奄美を立ってまいましたね。結局、1泊二日でジェリーさんは戻って行ってしまいましたね。1泊二日だったのに、2回サーフィンして、「ジェリーさん、波を呼んだね」って島中のサ―ファーたちの伝説にもなりましたね。ジェリーさんは、奄美でサーフィンするとは思っていなくて、板も持ってきてなかった。そういえば、ゼロのウェットスーツだけは持っていましたね、泳ぐつもりで持ってきたのかもしれません。板はゆうせいくんのお店に置いてあったパタゴニアの板で、7‘4“でしたね、ジェリーさんの印象ですか?かっこよかったですね。
CHARホームページ:https://www.charfilm.com

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